母親の犯罪(1)

 

 

この日は地裁に着いたのが遅く慌ててボードをチェック。

「傷害」と言う罪名と法廷だけ確かめて傍聴へ向かいました。

 

傍聴席はすぐに満席になり後で来る人たちが事務官に次々追い返されています。

人気の裁判なの…?

 

検察官は若くて目の大きな女性。

弁護人側にはいかにも検察官あがりと言った感じの押し出しのある年配の弁護人。

若いメガネ男子

可愛い女子の3人が着席。

女子は研修なのかメガネ男子と小さな声で話しています。

 

裁判官登場。

弁護人席に向かって

「星野(仮)さん?星野さんね?」

と話しかけ、女子が「はい」と答えました。

被告人でした。

保釈されていたんですね。

え、この可愛い人が傷害で逮捕!?

ちょっと頭の中で繋がりません…

 

裁判官に促され被告人が証言台につき審理が始まりまると、すぐにそういう事かと腑に落ちました。

被害者は被告人の長男(1)…

ううう、嫌な事件なのかな。

聴くの耐えられなかったら途中で退出しよう。

 

この日は審理なので事件が起きた時の様子を詳しく確かめています。

ざっくり言うと、

 

被告人はバウンサーにいた長男の顔をグーで殴った。(涙)

その後布団に移し再び暴行。

足で背中から臀部にかけて蹴る。

長男は最初うめき声をあげていたがそのうちグッタリとして目がうつろになった。(涙涙)

病院へ連れて行き事件発覚。

 

こんな感じのあらましです…

ここだけ聞くと本当に酷い話で何と言う鬼母なのか!と憤慨です。

が、詳しく聞くにつれ同情の気持ちが…

憎むべき罪は罪だけれど、この人だけが悪いのか。

 

 

事件のきっかけとなったのはなんと

「ウンチをしたのでオムツを替えたところ、すぐにまたウンチをされたから。」

あ~、あるあるだよね~。

替えた瞬間に第二ラウンドね~。

で、それがこんな凄惨な犯行の理由!?

そこが全然分からん!

裁判官が口をはさみます

 

「そういう事ってよくあることじゃないの?」

「あります。たっちゃん(仮)はお腹が弱かったのでよくありました。」

 

「なんでその日は我慢できなかったの?」

「衝動があって…自分でもよく分からなくて…身体が勝手に動きました」

 

被告人は淡々と聞き取りやすい声で質問に答えています。

長い髪は事件以降染めていないのでしょう。

頭頂部は黒く毛先はちょっと明るめの茶色。

後ろに一つに纏めています。

被害者の事を呼ぶときはたっちゃん(仮)と愛称で呼んでいました。

 

 

つづく

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