母親の犯罪(3)

初めての育児で双子を出産。

1人が生まれつき障害と疾患を抱えている。

そして本人も元々メンタルに問題がある。

不安な気持ちをご主人に共感して貰えない…

ご主人の

「まだそんな事を気にしているのか」

と言う言葉。

言い方が分からないので何とも言えないですけど、前向きにも捉えられる言葉ですよね。

障害があろうが自分たちの可愛い子供なんだから気にするな!っていう。

でも被告人はそう受け止められなかったんですよね。

 

そのストレスを小さなこどもに向けてしまったのは本当に残念です。

ですが、私はこの被告人の気持ちはとてもよく分かりました。

私よりもずっと若いお母さん。

その背中に、「育児一人で頑張ってたんだね!」と声をかけたくなりました。

 

被害者が退院して2か月くらい経ったとき、被告人は実母にラインをしたそうです。

その内容は

「〇〇を殴っちゃった」

と言うもの。

〇〇は被害者の双子のきょうだいです。

弁護士が質問します。

 

「それであなたは〇〇ちゃんを殴ったのですか?」

「いいえ〇〇には手を上げた事はありません」

 

だったら何故そんな嘘のラインを…?

裁判官も同じ疑問を思ったようで

「お母さんになんで嘘のラインを送ったの?」

と、少し後に質問しました。

すると

 

「母親を困らせたかった」

「母親の気を引きたかったからです」

 

と答えたのです。

まるで子どものような行動…

この被告人、子どもの頃に沢山甘えられなかったのかな。

話を聞いていると実母は事業を起こしていて現役バリバリで働いている方でした。

被告人が昔から患っている摂食障害も実母との関係が原因なのかもと思わずにいられません。

今は保釈中なので実家で暗し、一緒にカウンセリングなどに行ってるそうです。

この母娘の関係の改善が出来たら被害者との親子関係も一歩先に進めるのではないかと思いました。

 

つづく

 

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